参加型ブログAcQs

「なぜ人は生きているのか。」そんな素朴な疑問を抱いて、考え続けて12年以上が経ちました。未だに結論は出ていませんが、ブログというアクションを起こしてみました。

ものもらい~恩人のお詞~(前編)

今日自己解釈&説明していく曲は、

 

RADWIMRS の「ものもらい」です。

 

yutorehito.hatenablog.com

 

私はこの曲は、ある大切な人との別れを悔やんで歌った歌のように思えます。

 

「君」が当たり前になる事って多くの恋人が望んでいますよね。

 

でも当たり前になると、ひどいこといったりしたり。

 

だから、あれだけ好きだった人でも「冷めた」の一言で離れて言ってしまうんだと思う。

 

 

いつだってここにあるこの腕や耳や目を
僕は探したりなど したことはないけど

何かを探すのには いつも使うくせに
いつかなくなるなんて 考えもしないんだ

 

貴方様は腕や耳や目があるか不安になって探すことなんてありますか。

 

ましてやそれらが無くなるなんて考えないでしょう。

ある朝 目覚めれば 瞳がなくなってた
探すにも探せない 君がないと探せない

仕方なく手探りしようとするけども腕もない
音の頼りを聴こうとするが澄ます耳もない

 

ここで解釈を補足すると、「僕」は「君」の事を当たり前だと思っている。

 

だから、「瞳が無い」と気づいたときに真っ先に「君」が出てくるのだと思います。

 

 それにしても絶望的な状況ですよね。

僕が僕であるかどうかさえももう知る術も
ないと知った僕は何者 もうないもの?

そんなこと起こるはずもないこと
でも起こったよ そんなもんじゃない
その上いく出来事が

 

自分を認知する術が無くなったんだから、「自分が何者」かも分からないですよね。

 

そんなこと起こるはずが無い。

 

実際体のパーツが無くなったわけでは無いけれど、当たり前だと感じてた「君」を無くした。

 

それを、「上いく出来事」といっているのでよほど大切なことが伝わります。

「いつも ここにいたよ」ってさ 笑う声が悲しくて
そばにいたいと願えば願うほど 視界からは外れてて

 

いつもここにいた。つまり今は居なくて、そう言いながら笑っているのは記憶の中にいた「君」のこと。

 

願えば願うほど…に関しては、抽象的な記憶の中の「君」を意識すればするほど、君の全体像が曖昧になっていく。

「いつも ここにいたよ」って そう それはまるで泣きぼくろ
だから きっとこれからは毎朝 起きてさ 確かめるから

 

 泣きぼくろは、目の下にある黒子のこと。

 

泣きぼくろって直に確認することはできませんよね。鏡見てくらいしか。

 

というか、わざわざ確認するでしょうか。

 

泣きぼくろに例えた「君」を毎日確かめるようにするから。

いつだってここにいた 君の姿かたち
どんなって言われても もう分からないほどに

何かを探すのにはいつも使うくせに
いつかなくなるなんて考えもしなかった

 

 具体的に説明できないほどいつも当たり前にそばに居た。

 

これまで例えてあったように、君は体のパーツよりも失いたくないもの。

 

自分のパーツでさえしっかり説明できないのだから、説明つくわけ無い。

距離がものを言うなら 鼓動を僕とするなら
この腕よりも 耳よりも近くに君はいたから

 

鼓動を僕としたとき、どの部位より近いのだから認知できなくて当然ということを言い訳っぽく言っている感じ。

だってさ わざわざ 広い世界の中から
僕の胸のここのところ 心の鼓動から

2センチかそこらのところを お気に入りの場所に
選んでくれたから

 

男は35億、というネタが流行ったように、たくさんの中から、たった一人選んでくれたこと。

だからこそ
もはやそれは僕の一部と

思い込む 脳に罪はないと思う
ほら また自分かばった 自分ばっかだ

 

君は近くにいた。それを自分の一部と思い込んだ脳は悪くないと思うと庇った自分を「自分ばっか」と非難しています。

 

前半はここまでなんですけど、思ったことは、

 

野田さんの歌詞や曲のリズムで自分は形作られてきたんだと、そう感じました。

 

それなのに、解釈書いてなんか申し訳ないです。

 

解釈の記事の目的は、自分に向けて自分の好きな考えを訴えるためです。

 

時々、というかいつも自分を見失うので。

 

ところで、前半の最後にした歌詞なんですが、

 

「君」よりは遠かったけど、紛れもない自分の一部の「脳」を非難している自分がいるのですが、

 

自分の一部だと思って大切にしないから大切なものを失ったのに、繰り返し同じことするんだなあ…

 

と思いました。

 

今日の記事はここまで。

 

自分の事から大切にしないと。